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クラス便り 2015年 3月号 から

たんぽぽ〈1歳児〉

レスキュー隊、出動!! 201503たんぽぽ1
朝の自由遊びの時間。Sくんが「ケガしたよ!助けてください」と倒れました。最近大好きな“レスキューごっこ”の合図です。すぐさま「救急車呼んでください!」と助けを求め、レスキューを始めます。「ここが痛いです」と頭を差すSくん、「それは重傷ですね」と言っている所に「はい」とMちゃんが牛乳パックの救急車を持って到着。小さな救急車にSくんを乗せて病院まで運び、無事に手術は成功しました。
「助かりましたよ」と言うとムクッと起きて役割交替。ケガ人になるよう指示され「イタイ、イタイ」と倒れると「しゅつどう!」と言ってレスキュー隊が到着。いつの間にかレスキュー隊はTくん、Mちゃんも加わり、SくんMちゃんと4人に。そして全身の心臓マッサージや治療が始まる。
「ブエッ!苦しいんですけど…」と言ってもレスキュー隊の手は止まらず、牛乳パックの救急車に乗せられ病院へ行き、手術が成功したのでした。 201503たんぽぽ3
数日後。「先生、たいへん!タテモノカサイ!」と朝から慌てた様子のSくん。笑いをこらえながら「それは大変!消防隊、出動してください!」と言うと、リュックを背負って出動。そして「ケガ人がいます!」との報告。どうやらMちゃんがケガ人のよう。慣れた手つきで心臓マッサージを始めるSくん。周りにいた子も集まってきて、四方八方から心臓マッサージをされるMちゃんはくすぐったくて笑っています。慣れた手つきのSくんをよく見て真似をするAちゃん、ニコニコみんなの顔を見て揺れているSくん、そっと触っているMちゃん、手は動かさずにお尻をふりふりしているSSくんと、それぞれの姿がまた面白い。保育者の膝で熱をはかっていたNちゃんも、体は揺れて気持ちは参加している様子。無事助けおえると、今度は“私もやって”とばかりにAちゃんが寝転がり遊びは続いていきました。201503たんぽぽ2
1年間を振り返って
まだ歩けない子もたくさんいた4月のスタートから、本当に大きく成長してきた子どもたち。もちろん出来るようになったこともたくさんありますが、こうした友だちの関係が深まり、面白そうなところにみんなが集まって子どもたちだけであそびが盛り上がっていく姿に、嬉しさと成長を感じています。進級まで残り1ヶ月、たっぷりあそんで楽しく過ごしていきたいなと思っています!

ちゅうりっぷ〈2歳児〉201503ちゅうりっぷ1

春らしいぽかぽか陽気の日も出てきましたね。「あかりをつけましょ、ぼんぼりに~」と歌ったり、雛飾り作りでは、はさみや糊付け製作を楽しみました。和紙を切ったり、紙コップに貼ったりと夢中になってやっていた子どもたちです。

いよいよ幼児クラス進級も間近です。ちゅうりっぷぐみの1年間は笑ったり泣いたり怒ったりと様々なドラマがありました。最近では、園庭の滑り台で上にいる子が「つかまって~」と手を差しのべて下にいる子を引き上げて、みんなが上に登りきると「やった~」と喜びあっていました。力を合わせてやることを楽しめる姿にうれしくなりました。 201503ちゅうりっぷ2また、ブロックの取り合いでケンカになり、悔し泣きをしている子の所へ「ど~した~」とやさしく声をかける子が登場して、気持ちを聞いてあげたりと困っている友達を助けようとする場面もありました。
お友達と関わることで、~してあげたいという気持ちが育ってきています。

幼児交流でお兄さん、お姉さんと遊んだり食事をしたり、少しずつ進級を意識している子どもたちですが、頑張りすぎて疲れないようにしていきたいです。
ちゅうりっぷメンバーでの残りの日々も楽しく過ごしていきたいです。
1年間ありがとうございました。

 

つき〈3,4,5歳児〉

♪ い~ちねんじゅうを おもいだしてごらん~♪  201503つき1      
枯草の間には、緑の芽吹きをみつけることができます。春の香りが子どもたちを青空の下に誘います。
先日、幼児クラスでこま大会が行われました。1回目は個人戦。「腕に自信あり」の子たちが、それぞれ担当保育者の所へ行って「参加チケット」をもらい出場しました。つきぐみからは9名が出場していました。毎日毎日、朝夕にこま回しに励んでいた子たち。「ぼく、つきぐみで1ばんうまいよ!」「こまたいかいで1いになるんだ~!」と、時に技を競い合ったりしながら、自信をつけての出場です!しかしながら、他クラスもなかなかの強豪ぞろい。なかなか簡単に上位に進むことができず、1回戦・2回戦…とぬけていくことに…。自信があっただけに、その場ではグッとこらえていたものの、お母さんとの帰り道、悔しくて涙した…という話も聞きました。つきぐみでは、敗者復活戦から勝ち上がった年中児のSくんが、個人戦3位に入賞しました。 201503つき2
後日、今度は団体戦が行われ、各クラス3名ずつの代表選手を出すことになりました。どんなふうに決めたらよいか話し合った結果、Hちゃんの「みんなでやって、さいごにのこった3にんがでればいいんじゃない」という意見にみんなが賛成し、代表で出たい子たちみんなで、つきぐみこま大会をしました。そこでは、年中女児たち全員と、3名の年少児もすすんで参加していました。クラスの代表には、Kくん・Hくん・Yくんが出場することになり、当日はクラス全員での応援団。保育者が「応援するときに何かあるといいね」とつぶやくと、年長女児たちが「まいておいたのを、こうやってクルクルってひろげるのをつくりたい」と、横断幕を作り始めました。会場で大きくひろげ、みんなで熱い声援をおくっていました。惜しくも同点決勝で優勝は逃しましたが、何よりも、ひとりひとりが意欲を持って参加していたこと、それをまわりの友だちみんなで応援している姿がとてもいいなあと思いました。
卒園に向けて年長児は、同年齢での活動が多くなってきました。年少・年中児も2歳児との交流や当番活動の引き継ぎもされて、卒園・進級にむけての期待が高まってきています。
今年度も残りあと1か月ですが、年長さんとたくさんの思い出を残せたらと思います。また、子どもたちと一緒にすごせた1年は、わたしたちにとっても、とても大切な経験と思い出になります。
1年間、ほんとうにありがとうございました。